初めて体験実習を経験したお話

皆さん、こんにちは。利用者のKです。

私は今、就職に向けて様々な活動をしています。

その中でも先日、会社見学と体験実習に参加したので、今回は簡単にその感想をお話しした

いと思います。

第一に、私は、会社見学に行くことに重きを置いています。

自分が行うであろう業務そのものよりも、まずは人間関係。

職場の雰囲気、その場にいる人たちの雰囲気。

それが、自分に合うのか、合わないのか。

私が働くにはその点をクリアしなければ始まらないと考えているからです。

そのため、これまでも数社、会社見学に行ったことがあります。

しかし、体験実習の参加経験は一度もありませんでした。

今回は、会社見学と体験実習が同日その場で行われるものに参加しました。

他にも数名参加者がいる中、まず前半に会社見学を行い、後半には、前半の会社見学で見

た業務の一部抜粋のような形で、体験実習を行いました。

会社見学の話は、今回は一旦置いといて、体験実習の感想を。

今回、初めて経験した感想としては、「あれ、こんなもんなんだ。」でした。

あまりにも率直な感想ですが、実習後、帰路でずっとそう思っていました。

そういう感想が私の中で出てきたのは、いくつかの理由が思い当たります。

まず一つ目は、体験実習を行う場所が想像と全く違っていたから。

私の中の想像では、よりリアルな、実際の職場環境に似た空間で実習が行われると思って

いました。

しかし、今回体験したものは会社見学・体験実習参加者のみがいる部屋の中で、いわば特

設会場で行われたことが、「想像と違った…!」という衝撃に繋がったのだと思います。

そして二つ目に、体験実習の内容。

事前に、「仕分け作業」と「データ入力」の2つの体験実習を行うことは知っており、実際

にまずは「仕分け作業」、次に「データ入力」と休憩をはさみながら行いました。

その実習の内容が想像よりも簡単で驚いたのです。

これは個人的な能力も関係してくるとは思いますが、実習内容に対してそう思えた一因に

は、普段、イーネクスト渋谷で行っているプログラムでの活動があると思います。

私の中では、日常となっている内容程度の難易度の実習で、拍子抜けしたのだと思ってい

ます。

…今、改めて考えると体験実習に行く前の私は、一体どれだけ難しいことを想像していた

のでしょうか。(笑)

しかし、そういった中でも、大事なことを感じました。

それを感じたのは実習中…ではなく、企業側から体験実習に関するフィードバックを頂い

たときでした。

その中で私が特に驚いたのが、細かな私の動作を評価してくださっていたことでした。

具体的に言えば、仕分け作業の際、他の参加者さんも皆さん同時に作業している状態で、

同じ箱を共有してその中に各々が持っている書類を仕分けしていくという形でした。

私はテキパキと書類を分類していたのですが、よく見ると箱によっては書類が乱れて入っ

ているものがありました。

そして、自分が書類を入れようとした箱の中身が乱れていたとき、

私は自分がそこに仕分けようとしていた書類と共に、既に箱に入っていた書類をまとめて

綺麗に箱に入れ直しました。

私にとってこの行動は、特別「体験実習だから」などという理由で行ったわけではなく、

完全に無意識にとった行動でした。

そのため、その行動をしていたことをあまり覚えておらず、フィードバックの中でその行

動について言及された文章を見て、「そういえばそんなことしたっけ。」というぐらいの感覚でした。

しかし、そういった点もよく見てくださっているんだなという発見に繋がりました。

今回、初めて体験実習に参加して私は、体験実習でも企業の一面を垣間見ることができるんだなと思いました。

それまで会社見学の方がより会社のことを理解できると思っていました。

しかし、体験実習では自分の行動等から、思わぬ形で企業の一面を引き出すことができる

のかもしれない。

そう思うと、体験実習を行うことも大切だなと感じました。

今後も会社見学、体験実習に参加し、自分に合う企業と出会えるよう活動していきたいと

思いました。